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高濃度 溶存酸素供給装置サンメイト

サンメイトは、純酸素ガスを水中に溶解して、培養液・根圏の
酸素富化を目的とした、高濃度 溶存酸素供給装置です。

純酸素ガス利用

特許 第4075009号

自然界においては、当たり前に空気(大気)と水(川・海など)との自然接触によって 酸素の溶入が行なわれていて、水中には分子状で溶存(溶解)しています。
サンメイトは自然界の大気接触による溶入過程を、装置内で水流圧と純酸素ガス圧を利用して、接触溶入する装置です。

液体の水分子と水分子の間には所々隙間があります。
水素結合で結ばれた水のクラスターの大きさや形は絶えず変化していて、 クラスターの平均寿命は のオーダー(ピコ秒)といわれます。
分子間の引力と分子の熱運動の兼ね合いですが、熱運動が大きくなると 一部引力を引き離して、隙間ができます。
サンメイトは、その隙間に純酸素ガスをノンバブルの形で溶解させて、培養液中の溶存酸素量を高める(酸素富化)ことができます。

そのため サンメイト高濃度 溶存酸素供給装置と言います。

大気中の酸素は、どのような方法で溶解しても、飽和酸素濃度を逸脱しません

表Ⅰ 飽和酸素濃度(mg/L) 大気中の酸素は、水温が高くなる程、溶解率は低くなります。
表Ⅱ 水中酸素吸収量(mg/L) 根は水温(培地温度)が高くなる程、多くの酸素を消費します。

サンメイトは、水温に影響されにくく、培養液中に多くの酸素を溶解します

水温 飽和酸素濃度 サンメイト
20℃ 8.8 ppm 25 ppm以上
25℃ 8.1 ppm
30℃ 7.6 ppm

サンメイトの役割

  • 根の多くのエネルギーの獲得
  • 肥料と水の吸収促進
  • 植物ホルモンの合成促進
  • 転流の促進
  • 代謝(同化・異化)の促進

植物の元気度は、根の発育に大きく影響されます

根の発育は根域の酸素量に左右されるため、根の活力を低下させないためにも培養液中には多く の酸素が必要です。

サンメイトは多くの酸素を根に供給します

植物の生育は、地上部で行われる光合成と、根から吸収されるイオン(肥料)によって決定され、 イオン(肥料)の吸収にはエネルギーが必要で、根域の酸素量に左右されます。

根が多くの酸素を吸収すると、光合成能が高まります

高レベルの酸素は、光合成をしない根の転流におけるシンク性を高めるとともに、多くのイオン(肥料)を吸収し、光合成能を高めます。

収量は、根の酸素吸収量に比例します

細胞を構成しているタンパク質、脂質、核酸、細胞壁、貯蔵物質などは、全て光合成産物と、 根から吸収されたイオン(肥料)を、原料としています。 つまり、植物の生育は、地上部で行われる光合成と、根から吸収するイオン(肥料)により決定 されますので、多くの酸素の吸収は多くの収量と比例します。

少額投資高収益

サンメイトの効果

  • 生育ステージの促進
  • 生り疲れ症の回避・早期回復
  • 果玉の肥大促進
  • 根痛みの回避・早期回復
  • 出蕾・採花本数の促進
  • 生理障害の回避・早期回復
  • 病原菌への抵抗力の強化
  • 収穫量の増進

呼吸により細胞内の酸素が使われると、濃度勾配に従って酸素が細胞内に移動し、結果 として細胞の周囲の酸素濃度は低下します。 培養液中に多くの酸素が含まれていれば、培地の経年による酸素供給の低下になる ことは少なく、多くのエネルギーの獲得、イオン(肥料)の吸収促進から高いレベルの 光合成能が約束されます。

植物の生育は《根の元気度》に左右され、根域の酸素レベルは植生を決定する重要な 要因のひとつです。
温室、ハウス栽培の植物は恒常的に根域の酸素不足に陥っています。